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嘉祥寺は、毛越寺を開いた円仁(慈覚大師)の創建ともいわれ、基壇が金堂円隆寺とほとんど同規模で、同形式の翼廊が付けられていたことから、金堂なみに高い地位であったと考えられている。 『吾妻鏡』には、「嘉勝寺」と記され、藤原基衡が建立を手掛け、完成を見ぬままに死去したことから、秀衡が完成させた。 また、本尊は丈六の薬師如来で、四方の壁と三面の扉には法華経第28巻の内容が彩りよく描かれていたと伝えている。 |
『吾妻鏡』が伝える中尊寺 『吾妻鏡』が伝える毛越寺 |
毛越寺は奥州藤原氏二代基衡、三代秀衡の時代の寺院跡。 2011年(平成23年)、「平泉〜仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群〜」として世界文化遺産に登録されている。 |
岩手県平泉町字大沢58 JR平泉駅から徒歩7分程度 |
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