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釈迦は、生まれるとすぐに7歩あるき、右手で天を左手で地を指して「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)と唱えたといいます。 |
「我」は釈迦本人の事を指すのではなく個々人を指し「それぞれの存在が尊いものである」という意味なのだそうです。 誕生仏は、その時の様子を表しているものです。 誕生日といわれる4月8日には、各寺で「花まつり」が行われ、草花で飾り付けられた花御堂を作り、その中に置かれた誕生仏に甘茶を灌いでお祝いします。 釈迦が誕生したときに「天から竜が降りてきて香湯を灌いだ」という故事に由来しています。 |
釈迦は、紀元前5世紀頃、ネパールのルンビニで誕生。 釈迦の生母摩耶夫人と白い象 29歳で出家し、35歳の時に菩提樹の下で悟りをひらきます(12月8日:成道会)。 80歳でクシナガラの地で亡くなりました(2月15日:涅槃会)。 |
釈迦苦行像 (建長寺) |
涅槃会 |
菩提樹 (浄光明寺) |
沙羅双樹 |
菩提樹の下で悟りを開いた釈迦は、沙羅双樹の下で入滅したのだといいます。 |
甘茶は、その名のとおり、砂糖などの甘味料を加えなくても甘いお茶。 |
甘茶接待を行う寺院では、美味しい甘茶がいただけます。 |
アジサイシーズンになると咲きます。 画像は極楽寺の本堂前に咲いていた甘茶の花。 |
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