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大国魂神社(おおくにたまじんじゃ)は武蔵国総社。 111年(景行天皇41年)5月5日、大國魂大神の託宣によって創建されたと伝えられる。 後に武蔵国の一之宮から六之宮まで(小野大神・小河大神・氷川大神・秩父大神・金佐奈大神・杉山大神)が祀られたことから「六所宮」とも呼ばれた。 源頼義・義家父子は、「前九年の役」の折、大国魂神社で戦勝祈願を行い、平定後の1062年(康平5年)には、けやきの苗木を寄進したという。 『吾妻鏡』によると、1182年(寿永元年)8月11日、源頼朝は妻北条政子の安産祈願を行っている(翌日、源頼家が誕生)。 5月5日の例大祭「くらやみ祭」は、関東三大奇祭の一つ。 |
大國魂大神 小野大神・小河大神・氷川大神・秩父大神・金佐奈大神・杉山大神 御霊大神・国内諸神 |
大国魂神社の参道「馬場大門のケヤキ並木」(ばばだいもんのけやきなみき)のケヤキは、源頼義・義家の父子が「前九年の役」を平定した折に寄進した「けやきの苗木」が始まりだと伝えられている。 |
1180年(治承4年)、源氏再興の挙兵をした源頼朝は、安房から武蔵に入り、大国魂神社に兵を招集して戦勝を祈願し、上矢(うわや:鏑矢)を奉納したという。 拝殿前の矢竹は、その折、挿した竹の矢が根付いたものといわれ、石囲いの外には一本も出ないのだという。 鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園にある漢竹は、この矢竹を株分けしたもの。 |
東京都府中市宮町3−1 JR南武線・武蔵野線「府中本町駅」から徒歩2分 京王線「府中駅」 から徒歩5分 |
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