|
鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園は、源氏池の畔に造られた廻遊式の日本庭園です。 1980年(昭和55年)、鶴岡八幡宮の創建800年を記念して開園しました。 「神苑ぼたん庭園」には、約100品種1000株の「牡丹」が植えられ、正月には「正月(冬)ぼたん」を、4月から5月にかけては「春ぼたん」を楽しむことができます。 |
正月ぼたん 元旦〜2月上旬 |
春ぼたん 3月中旬〜5月上旬 |
中国蘇州市園林管理局・蘇州市古典園林建築公司の技術者によって自然の太湖石を使って造成された庭です。 太湖石(湖石)とは、中国江蘇省の太湖という湖の底から掘り出された石灰岩に属する天然の名石。中国の名のある庭園には、必ずといってよいほど湖石の石組がみられるそうです。 我が国でも古来より「牡丹には太湖石」を描いてきたようです。 絵画では日本人に親しまれてきたものの、実物を見ることができませんでしたが、1984年(昭和59年)、宗之光・李清中国駐日大使夫妻のはからいで鶴岡八幡宮の「神苑ぼたん庭園」に寄贈されました。 |
中国の奇石で、中国江蘇省より湖石の築庭10周年と齋館竣工を記念して平成6年11月に奉納されました。 竹と共に植栽し、筍にみたてて「石筍」と呼ばれています。 石面の模様から「魚鱗石」とも。 石筍の前では、3月下旬から4月上旬になるとニワウメが咲きます。 |
京都御所の清涼殿の庭の源氏垣・・・呉竹・漢竹を模したもの。 呉竹(くれたけ)は、布袋竹ともいわれています。 漢竹(からたけ)は、府中の大国魂神社の矢竹を株分けしたもの。 |
大国魂神社の矢竹は、1180年(治承4年)、源頼朝が鎌倉入りをする際に挿した矢が根付いたものと伝えられている。 |
神苑ぼたん庭園では、桜や蓮も楽しむことができます。 |
ニワウメ |
桜 |
ハス |
彼岸花 |
紅葉 |
孟宗竹の根元が亀甲状に変化したもので京都の特産。 ドラマ「水戸黄門」で光圀が使っている杖は亀甲竹製のものなのだとか。 |
鶴岡八幡宮は、1063年(康平6年)に源頼義が京都の石清水八幡宮を勧請して創建した鶴岡若宮を前身とし、1180年(治承4年)に源頼朝が現在地に遷した。 以後、武家の都「鎌倉」の中心に置かれ、長く武家の崇敬を集めた。 |
鎌倉市雪ノ下2−1−31 0467(22)0315 鎌倉駅東口より徒歩10分 |
大きい地図を見るには・・・右上のフルスクリーンをクリック。 |
|