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名に高き 越の白山 ゆきなれて 伊吹の嶽を なにとこそ見ね |
紫式部が琵琶湖を渡っているときに見た伊吹山を詠んだ歌。 伊吹山は、標高1377mの滋賀県の最高峰の山。 「名高い越の国の白山の雪を見馴れているので、伊吹山の雪など何てことない・・・」 996年(長徳2年)、紫式部は越前守となった父藤原為時に同行して越前国へ下向。 翌年秋から翌々年の春にかけて帰京するが、その際に詠んだ歌とされている(帰京の時期については諸説ある。)。 行きは打出浜から船出して湖西を通って塩津浜に上陸して越前武生へ向かったが、帰りは湖東を通って打出浜に上陸したらしい。 |
紫式部公園は、紫式部が越前国に下向したことを記念して整備された公園で、平安朝式庭園が再現されている。 |
紫式部像 |
紫式部歌碑 |
紫式部公園には、十二単衣をまとった金色の紫式部像が置かれ、周辺には紫式部歌碑が建てられている。 |
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