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妙なりや 今日は五月の 五日とて いつつの巻に あへる御法も |
「今日は5月5日、神秘的なことに法華三十講の第五巻とが重なった」 この歌は、土御門邸で法華三十講が行われた1008年(寛弘5年)5月5日に詠まれたもの。 法華三十講は、法華経三十巻を三十日間にわたって講ずる行事。 偶然にも5月5日に法華経第5巻が重なった・・・ |
紫式部の歌~紫式部と大納言の君の篝火の歌~ 紫式部の歌~菖蒲の歌:小少将の君と紫式部の贈答歌~ |
藤原彰子の懐妊と藤原道長の法華三十講と紫式部 |
土御門殿(土御門邸)は、藤原道長の邸宅。 法華三十講は、紫式部が仕えていた藤原彰子の安産祈願のために行われたもの。 この歌が詠まれた年、彰子は土御門殿で一条天皇の第二皇子・敦成親王(後一条天皇)を出産している。 |
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