花山天皇の頭痛を治した安倍晴明 |
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『古事談』によると・・・ 頭痛にに悩んでいたという花山天皇。 雨の日は特にひどく、いろんな治療を試したが良くならなかったのだとか。 |
頭痛に悩む花山天皇を救ったのは陰陽師安倍晴明。 晴明が花山天皇に申し上げたことは・・・ 「帝の前世は徳のある行者。 大峯山で亡くなりましたが、前世の徳により天皇として生まれ変わりました。 ただ、前世の髑髏が岩の間に落ちて挟まっています。 そのため雨の日に岩がふくらんで圧迫しているのです。 大峯の髑髏を取り出して広い所に置けば治癒するでしょう」 この話を聞いた花山天皇は、晴明が指定した場所に使者を出し、髑髏を岩間から取り出させた。 以後、花山天皇は頭痛に悩むことはなくなったのだとか。 |
大峯山(大峰山)は修験道の開祖、役行者が開いたという霊山。 大峰山脈の北端部が、藤原道長や紫式部の夫藤原宣孝が金峯山詣を行った吉野山。 |
三十三間堂を建てた後白河上皇も頭痛に悩んでいたが・・・ 因幡堂の薬師如来のお告げで、前世の髑髏を見つけ出し、頭痛を治すことができたのだとか。 |
頭痛封じの寺~後白河上皇の頭痛平癒の伝説 |
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