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佛日庵の茶室・烟足軒
北鎌倉:円覚寺

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佛日庵・烟足軒


 円覚寺塔頭の佛日庵にある茶室・烟足軒(えんそくけん)は、鶴穏周音の隠居所として建てられたのが始まり。

 北条時宗の命日にあたる毎月4日には、「四日会」と呼ばれる茶会が開かれる。

 四日会は、 川端康成の小説『千羽鶴』の舞台となった。

 「円覚寺の境内に入ってからも、菊治は茶会へ行こうか行くまいか迷っていた・・・

 桃色のちりめんに白の千羽鶴の風呂敷を持った令嬢は美しかった・・・」


 川端康成の『千羽鶴』は、亀ヶ谷坂にあった旅館「香風園」で書かれたという。








佛日庵・烟足軒


佛日庵・烟足軒



佛日庵・烟足軒
枝垂れ桜


 烟足軒前の枝垂れ桜は、大佛次郎の妻より贈られた株。

 大佛次郎は『帰郷』で、佛日庵の境内の様子を「花びらの厚く豊かな木蓮の花と、明るい海の貝殻を無数に集めたように軽く爽やかな桜花の群がりようと、夕日を含んで、底光りするようにしっとりと輝いているのだ」と描いている。


佛日庵・烟足軒





円覚寺佛日庵
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円覚寺
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 円覚寺は、八代執権北条時宗が宋の禅僧無学祖元を招いて開かれた。
 臨済宗円覚寺派大本山。
 鎌倉五山の第二位。


鎌倉市山ノ内409
0467(22)0478

JR北鎌倉駅下車すぐ



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