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東泉寺のある下飯田の地は、1590年(天正18年)の豊臣秀吉による小田原攻めの後、関東を手に入れた徳川家康が、筧為春に恩賞として与えた地。 東泉寺の創建は不明だが、筧為春が開基と伝えられている。 鎌倉・龍寳寺末。 本尊は釈迦如来。 境内の薬師堂は、源頼朝に仕えた飯田家義が鎌倉・永福寺の薬師如来を勧請して建てた堂を前身としている。 近くの富士塚公園は、家義の館があった場所(富士塚城址)。 |
薬師堂に安置されている薬師如来像は弘法大師(空海)の作で、飯田家義の守り本尊だったと伝えられる。 縁起によれば、家義が出陣している時は、この如来像が夜光を放ち、家能の武運を守るという奇怪で不思議な現象がたびたび起こり、村人を驚嘆させたという。 |
東泉寺の門前は鎌倉道(上之道)。 鎌倉と越後、信濃、上州と結ぶ古道で、江戸時代には鎌倉街道と呼ばれた。 |
横浜市泉区下飯田町743 横浜市営地下鉄「下飯田町駅」下車徒歩10分 |
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