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曹源寺は、行基の開基と伝えられ、『吾妻鏡』には宗元寺と記されている古寺。 本尊は行基作と伝わる薬師如来。 木造十二神将立像は、運慶周辺の仏師によるものと考えられ、国の重要文化財に指定されている(東京国立博物館)。 1192年(建久3年)8月9日、源頼朝が相模国の神社仏閣27ヶ所に妻北条政子の御産加持を命じたという祈願所の一つ。 ※『吾妻鏡』に記されている宗元寺は廃寺となり、その後、曹源寺が建てられたのだともいう。 |
曹源寺の十二神将立像は、源頼朝の三大寺院の一つ永福寺の十二神将像の模刻ではないかといわれている。 そのうちの巳神は、他の像よりも大きく、十二神将像らしからぬ端正な容貌になっている。 |
曹源寺は、三代将軍源実朝誕生時の祈願所。 実朝は1192年(建久3年)8月9日の巳刻に生まれた。 そのため、巳神は実朝誕生時の守護神とされ、特別な像になったという説がある。 |
横須賀市公郷町3−23 JR衣笠駅から徒歩15分程度 |
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