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本覚寺(ほんかくじ)は、1222年(貞応元年)、鎌倉幕府三代将軍源実朝の正妻の坊門姫(坊門信子・西八条禅尼)が西八条の遍照心院(大通寺)内に創建した真言宗系の寺院に始まるのだという。 「本覚」は坊門姫の法名。 その後、梅小路堀川に移転し、応仁の乱後に細川政元が高辻烏丸に土地を寄進して、玉翁(ぎょくおう)が中興し、浄土宗の寺院となった。 1591年(天正19年)、豊臣秀吉の命により現在に移転。 |
遍照心院(大通寺)は、六孫王神社の北隣にあった寺院。 |
本覚寺のある塩竈は、紫式部の『源氏物語』の主人公・光源氏のモデルともいわれる源融(みなもとのとおる)の邸宅・河原院があった場所と伝えられている。 本覚寺には源融像や鹽竈神社の額が伝えられている。 源融は、864年(貞観6年)、陸奥出羽按察使として陸奥国の多賀城国府に赴任。 その際、塩竃の千賀の浦を眺望できる地に邸宅を建てたのだという。 |
東本願寺の飛地境内にある渉成園は、源融の邸宅河原院の一部に造営された庭園。 |
渉成園にある塩釜と塩釜の手水鉢。 |
鹽竈神社 (塩竃市) |
融ヶ岡 (塩竃市) |
鹽竈神社は、陸奥国府があった多賀城の鬼門の位置に鎮座する陸奥国一宮。 源融は鹽竈神社の南の融ヶ岡に別荘を構えていたのだという。 |
京都市下京区富小路通五条下る本塩竈町5 |
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