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建長寺の山門(三門)楼上には、釈迦如来を中心に十六羅漢・五百羅漢像が安置されている(市指定文化財)。 仏道修行者の最高位にある十六羅漢・五百羅漢にその功徳を分けてもらって門をくぐることで、執着心から解脱され清浄な心になるのだという。 |
五百羅漢は銅造で、木彫りの原型を造ったのは、江戸仏師高橋鳳雲。 鋳造したのは村田整aの弟子栗原貞乗。 江戸蔵前の伊勢嘉吉郎(太田一如居士)の発願によって建長寺へ奉納された。 1863年(文久3年)、五百羅漢像が完成し入仏供養が行われている。 原型は、明治維新に身延山に納められたが、1887年(明治20年)の火災によって焼失した。 |
中央の位牌は、三門を再建した万拙碩誼。 左は、銅造五百羅漢の木彫りの原型を造った江戸仏師高橋鳳雲。 |
天下禅林の額は西外門に掲げられていたもの。 西外門には現在も天下禅林の額が掲げられ、天下門と呼ばれている。 |
海東法窟の額は、かつてあった東外門に掲げられていたもの。 現在は法堂にも海東法窟の額が掲げられている。 |
「建長興国禅寺」は、後深草天皇の宸筆。 |
宝物風入では、「天下禅林」・「海東法窟」・「建長興国禅寺」の拓本を拝観することができる。 |
建長寺 |
三門 |
建長寺は、五代執権北条時頼が宋の蘭渓道隆を招いて開いた日本で初めての「禅専門道場」。 臨済宗建長寺派大本山。 鎌倉五山の第一位。 |
鎌倉市山ノ内8 0467(22)0981 JR北鎌倉駅から徒歩15分 |
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