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第10回鎌倉検定試験３級
《伝説の問題》
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| 伝説に関する記述について、最も適当なものを１～４から選びなさい。 |
| （96） | 北条時宗が元寇による死者を慰霊するために，新寺の建立地を探しているとき，北鎌倉へ導いた白鷺はどこの神霊とされるか。 |
| １ 杉本寺 ２ 建長寺 ３ 鶴岡八幡宮 ４ 甘縄神明神社 |
| 北条時宗の伝説かどうかはわかりませんが・・・ 「開山の無学祖元が白鷺に姿を変えた鶴岡八幡宮の神霊に導かれて」という伝説の方が知られているのかと。 |
答 ３
白鷺池| （97） | 阿弥陀如来の信仰に熱心な下働きの法師に盗みの疑いがかかり，左の頰に焼印を押されたにも関わらず跡が残らず，その法師の身代わりになって頰に焼印の跡がついたという伝説が残る「頰焼阿弥陀」を本尊とする寺院はどこか。 |
| １ 報国寺 ３ 浄妙寺 |
２ 覚園寺 ４ 光触寺 |
| 『頬焼阿弥陀縁起』二巻（国重文）は、比企ヶ谷にあった岩蔵寺の阿弥陀如来像の霊験を描いた伝説の絵巻物。 光触寺は岩蔵寺を前身としています。 |
答 ４
頬焼阿弥陀縁起| （98） | 江島神社と関係が深く，絵巻物『江島縁起』に記されている五頭龍を祀っている寺社はどこか。 |
| １ 勧行寺 ３ 小動神社 |
２ 本龍寺 ４ 龍口明神社 |
| 龍口明神社は、江ノ島弁財天の霊感に降伏した五頭龍を祀ったのが始まりといわれています。 |
答 ４
 龍口明神社 |
 江島縁起（江の島灯籠） |
| （99） | 謡曲「殺生石」において，玉藻前に化け，見破られると「殺生石」になって人々に祟りをなしたが，海蔵寺の源翁禅師により退治されたという動物は何か。 |
| １ ヘビ ３ キツネ |
２ タヌキ ４ トラ |
| 鳥羽院をたぶらかした九尾狐の伝説です。 退治したのは三浦義明と上総広常。 成仏させたのが源翁禅師。 京都の真如堂には源翁禅師が叩き割った殺生石で刻んだという地蔵尊が置かれています。 |
答 ３
鎌倉地蔵（京都真如堂）
那須野の狐退治と殺生石| （100） | 今泉では，空海が祈ったことにより，穴から水が湧き出て，水の少ない村の人々を救済したという伝説がある。空海は何に対して祈ったとされるか。 |
| １ 愛染明王 ３ 薬師如来 |
２ 不動明王 ４ 阿弥陀如来 |
| 伝説によると・・・ 弘法大師は、不動明王と大黒天を彫って、山の上に堂を建て祀りました。 そして、村人とともに日々不動明王の前で祈っていると不動明王と弁天に姿を変えた仙人が再び現れ、 「村人は水に困っているので水が出るよう祈るように」 といって姿を消しました。 弘法大師は、岩肌に二箇所の穴を掘ります。 そして、三日間祈り続けました。 すると穴から水が湧き出し二本の滝となったと伝わっています。 |
答 ２
 陰陽の滝 |
 称名寺 |
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