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蓮生院は須磨寺の塔頭。 本尊は不動明王。 院号は、無常観を感じて出家した熊谷直実(蓮生)に因む。 直実は、一の谷の戦いで、我が子と同じくらいの年齢の平敦盛を討ったことで出家を考えるようになったのだといわれる。 法然に弟子入りした直実は、蓮生(れんしょう・れんせい)を名乗って、諸国行脚の途中で須磨を訪れているのだとか。 現在の建物は、1934年(昭和9年)の再建で、成田山の不動明王の分霊も奉祀されている。 |
熊谷直実の本拠地で、直実が往生した地とされる埼玉県熊谷市の熊谷寺(ゆうこくじ)の山号は「蓮生山」(れんせいざん)。 直実の勧めで出家したという宇都宮頼綱も「蓮生」と名乗るが、こちらは「れんしょう」と呼ぶらしい。 ただ、関西では直実の「蓮生」も「れんしょう」と呼ぶ事が多いのだとか・・・ |
一の谷の戦いでの平敦盛と熊谷直実の一騎打ちの場面を再現した庭。 |
敦盛塚 (胴塚) |
敦盛塚 (首塚) |
唱歌『青葉の笛』〜平敦盛と平忠度の最期〜 |
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