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熊谷寺(ゆうこくじ)は、武蔵国熊谷郷を本拠とした熊谷直実が館の一画に結んだ庵を前身とする浄土宗の寺。 山号は蓮生山。 蓮生は直実の出家後の法名。 本尊は阿弥陀如来。 晩年、庵で念仏三昧の日々を送った直実は、1207年(建永2年)9月4日に亡くなったのだという。 直実の庵は、1591年(天正19年)に中興されて熊谷寺が建立されたのだと伝えられている。 熊谷寺は、特別行事の開催時等を除き常時閉門されている。 |
熊谷市仲町43 JR熊谷駅より徒歩20分 |
熊谷寺の山門横にある伊奈利神社は、熊谷直実が館の守護神として創建。 弥三左衛門稲荷とも呼ばれ、伝説によると、直実が信仰していた稲荷神が弥三左衛門という武者になって、直実の危機を救ったのだという。 |
伊奈利神社に植えられているのは早咲きの八重桜。 彼岸桜より先に咲くことから、直実の一ノ谷の戦いでの先陣争いにちなんで熊谷桜と名づけられたのだという。 |
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