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721年(養老5年)、インドの善無畏(ぜんむい)三蔵法師が、仏教弘通のため日本に渡来した際に開創したと伝わる高野山真言宗の寺。 横浜市最古といわれている。 その後、聖武天皇の命により諸国行脚を重ねていた行基によって観音像が彫られ安置されたのだという。 本尊十一面観音像は、平安時代の作で一木造。 丸のみの彫痕を表面に残した鉈彫の典型的な作品(国の重要文化財)。 源頼朝も源氏再興の祈願を行ったといわれ、『吾妻鏡』には、源家累代の祈願所とされたことが記されている。 頼朝一行が参詣した折、妻の北条政子が化粧をするための井戸がこの寺になかったことから、乗蓮寺(井土ヶ谷)に残されている井戸を使用したという伝説もある。 |
坂東三十三観音 〜神奈川県の札所〜 |
善無畏(ぜんむい)三蔵法師が陀羅尼(仏教における呪文)を書写し、結界を立てたと伝えられる霊石。 |
江戸神田の西村和泉守藤原政平の作。 川崎大師の梵鐘も同人の作。 1798年(寛政10年)、阿闍梨秀光が願主となって再々造したもの。 横浜市の有形文化財に指定されている。 |
全国行脚の途中の弘法大師が、不思議な力を感じて双身歓喜天を彫って安置したと伝わる。 |
平成13年、京浜急行が会社設立100周年を記念して、人々の病気平癒を祈願するために奉納されたもの。 |
「亜」という文字の形をした花瓶。 ヒノキ材をろくろで挽いて成型した四つの部分を組み立てたもの。鎌倉時代のものと考えられている。 黒漆が塗られ、1590年(天正18年)の修理の銘が朱漆で記されている。 横浜市指定有形文化財。 |
乗蓮寺(尼将軍(北条政子)の寺) 若宮八幡宮(源頼朝創建) |
横浜市南区弘明寺町字山下267 横浜市営地下鉄「弘明寺駅」 又は京急「弘明寺駅」 から徒歩 |
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