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菊の露 わかゆばかりに 袖ふれて 花のあるじに 千代はゆづらむ |
「この菊の露に私ごときはほんのちょっと若返る程度に袖をふれるだけにとどめまして、この露がもたらす千年もの歳は、花の持主であるあなた様にお譲り申しましょう」 この歌は、紫式部が源倫子から「菊の着せ綿」を贈られたときに感激して詠んだもの。 |
仕えていた藤原彰子の出産が間近となった1008年(寛弘5年)9月9日、藤原道長の正妻・源倫子から「菊の着せ綿」を贈られた。 |
紫式部は「源倫子にも仕えていた」という説 |
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