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京都市勧業館「みやこめっせ」前の源氏物語の石像は、2008年(平成20年)の「源氏物語千年紀」に建てられたもの。 京都伝統産業青年会が京都市に寄贈した。 「身はかくてさすらへぬとも君があたり去らぬ鏡のかけは離れじ」 (光源氏) 「わかれても影だにとまるものならば鏡を見ても慰めてまし」 (紫の上) 石像前の碑に刻まれているのは、光源氏と紫の上の贈答歌。 右大臣の娘・朧月夜との密会が露見してしまい、光源氏が須磨へ退く際のもの。 「遠くへ流れても心はあなたの側にある鏡のように離れはしません」 (光源氏) 「お別れしても鏡にあなたの影がとどまってくれれば慰めにもなりますが・・・」 (紫の上) |
『源氏物語』が文献上で初めて登場するは、「五十日の祝い」が行われた1008年(寛弘5年)11月1日。 『紫式部日記』の藤原公任が紫式部を「若紫」と呼ぶ記事。 「若紫」とは『源氏物語』の登場人物・紫の上のこと。 そのことから、千年後の2008年(平成20年)、11月1日は「古典の日」に制定されている。 |
藤原公任と紫式部~源氏物語の初登場と古典の日:紫式部日記~ 敦成親王誕生の五十日の祝い~源氏物語初登場の日:紫式部日記~ |
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