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山上宗二(やまのうえ そうじ)は、千利休の高弟。 織田信長に仕えて、東大寺の香木の蘭奢待(らんじゃたい)の切り取りにも同行したのだという。 信長の死後、豊臣秀吉に仕えたが、秀吉の怒りを買い、浪人生活を送る。 その後復帰するが、再び秀吉の怒りを買い、高野山に逃れた後、小田原の北条氏を頼った。 北条早雲の子で箱根権現の別当となった北条幻庵は、宗二から茶道を学んだのだといわれている。 1590年(天正18年)、秀吉が小田原征伐を開始し、小田原城が包囲されると、初めは籠城していたが、親交のあった皆川広照が脱出する際に同行し、秀吉に投降。 4月10日、千利休のとりなしがあって早雲寺で秀吉に面会したが、親睦のあった北条幻庵に義理立てしたため、耳と鼻を削がれた上で打ち首にされたのだと伝えられている。 宗二が記した茶道具の秘伝書『山上宗二記』は、利休の茶の湯を伝えるものとして貴重な文献。 |
神奈川県足柄下郡箱根町湯本405 箱根登山鉄道「箱根湯本」駅から徒歩15分 箱根登山バス旧街道畑宿経由「早雲寺公園前」下車 |
60年に一度の祭礼 |
源頼朝も祀る! |
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