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伊豆修善寺の横瀬八幡神社は、相殿に鎌倉幕府二代将軍の源頼家を祀る社。 主祭神の詳細は不明。 もとは、北条氏に修禅寺に幽閉された頼家がその寂しさを慰めるため月を眺めたという月見ヶ丘にあったのだという。 |
里の子どもたちを可愛がっていたという頼家。 子どもたちと遊びながら我が子に思いを馳せていたのだという。 しかし、頼家は無残にも北条氏によって暗殺されてしまう。 それを悲しんだ里人が月見ヶ丘に建立したのが愛童将軍地蔵。 1961年(昭和36年)、道路の拡張工事で月見ヶ丘が削られたことにより、修善寺橋の袂に移された。 |
狩野川 |
桂川と月見ヶ丘 |
月見ヶ丘は狩野川と桂川の合流点にある小高い丘。 |
修禅寺の山門に安置されている仁王像は、もとは横瀬八幡神社の近くにあった総門に置かれていたもの。 総門がなくなってからは横瀬八幡神社に移されていたが・・・ 老婆の夢枕に仁王像が現れて修禅寺に帰りたいと告げたので、北条政子が頼家の供養のために建てた指月殿に移されたのだという。 現在は2014年(平成26年)に改修工事が完了した山門に移されている。 |
横瀬八幡宮末社の比賣神社には、北条政子の悪病平癒の伝説が残された「孔門石」または「玉門石」と呼ばれる自然石が祀られている。 伝説によると、修善寺に湯あみに訪れた政子は下の病に罹患してしまうが、医師が薬を塗る箇所を説明するために使った石なのだとか。 |
1203年(建仁3年)9月29日、修禅寺に幽閉された頼家は、翌年7月18日に暗殺された。 |
静岡県伊豆市修善寺256 伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」より 徒歩10分 |
「修善寺」という地名は、弘法大師によって開創された修禅寺をその由来としている。 |
静岡県伊豆市修善寺964 伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」より 修善寺温泉行バス。 「修善寺温泉」下車 |
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