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兜跋毘沙門天像(とばつびしゃもんてん)は、西域の兜跋国に出現したといわれ、王城鎮護のために城門に安置されたのだという。 東寺の兜跋毘沙門天像は、980年(天元3年)に倒壊した平安京の羅城門の瓦礫の中から彫り出されたものと伝えられている。 中国・唐時代の像で、弘法大師が請来したものともいわれ国宝に指定されている。 都七福神めぐりの一つ。 |
羅城門は平安京の南端に建てられた大門。 東寺の兜跋毘沙門天像は、939年(天慶2年)の平将門の乱の際に都の守護神として羅城門の上層に安置されたのだという。 |
羅城門が倒壊した後、東寺に移された兜跋毘沙門天像は、食堂などに安置されていたらしい。 1822年(文政5年)には、兜跋毘沙門天像を安置するための毘沙門堂が建てられたが、現在は宝物館に安置されている。 |
東寺(教王護国寺)は、桓武天皇によって平安京鎮護の官寺として創建された。 のちに弘法大師に下賜され、我が国初の密教寺院となった。 |
京都市南区九条町1 JR京都駅八条口から徒歩15分 近鉄「近鉄東寺駅」下車徒歩10分 |
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