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同聚院(どうじゅいん)は東福寺の塔頭。 1006年(寛弘3年)に藤原道長が法性寺の境内に造営した五大堂の遺跡で、五大明王のうちの不動明王が祀られている。 定朝の父康尚の作で重要文化財。 不動明王は「十万不動」と呼ばれ、毎年二月二日「十万」の字を書いた護符が授与される。 |
東福寺の寺地には、かつて平安時代中期に藤原忠平が建立した法性寺があった。 |
藤原氏の氏寺として繁栄し、その境内地は泉涌寺の寺域までをも含む広大なものだったが、鎌倉時代には衰微。 現在の法性寺は明治維新後に再興されたもので、忠平ゆかりの千手観音像が安置されている。 |
晩年、病に苦しんだ藤原道長は、自邸の土御門殿の東側に法性寺に替わる祈願所としての法成寺を建立している。 摂関時代の最大の寺院といわれ、1027年(万寿4年)12月4日、道長は法成寺で亡くなっている。 |
九条道家によって創建された東福寺は、奈良の東大寺と興福寺の「東」と「福」をとって寺名としている。 京都五山の第四位の格式を誇った寺。 |
京都市東山区本町15丁目778番地 JR東福寺駅から徒歩5分 |
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