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東山の大将軍神社(たいしょうぐんじんじゃ)は、794年(延暦13年)、桓武天皇が大内裏鎮護のために都の四方に祭祀した大将軍神社の一つ。 主祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)。 相殿には関白・藤原兼家が祀られている。 |
藤原兼家の邸宅・東三条殿は、大将軍神社周辺にあったという伝承がある。 そのため、大将軍神社は東三条社とも称されている。 兼家の五男で太政大臣となった藤原道長は、兼家の神像画を合祀して東三条殿の鎮守としたのだとか。 |
東三条院(東三条殿)は、摂関家の邸宅。 上京区押小路通釜座上松屋町に碑が建てられている。 |
東三条殿には、春日社と関わりの深い角振明神・隼明神の2社が鎮守として勧請されていたらしい。 |
大将軍は、陰陽道において方位の吉凶を司る「八将人」の一つ。 大将軍(金星の精)のいる所は万事にとって凶で、同じ方位に三年間留まる。 そのため、三年塞がりの大将軍と呼ばれる。 桓武天皇は大内裏鎮護のため、都の四方に大将軍神社を配置して、厄災に遭わぬようにしたのだという。 |
一条天皇の遺骨は、東山の円成寺に安置された後、円融寺に改装されるが、西方に大将軍があったため3年後に改葬されることとなったのだと伝えられている。 |
物忌み〜源氏物語にも描かれた陰陽道信仰〜 方違え〜方位神のいる方角を避ける陰陽道の信仰〜 |
京都市東山区三条大橋東三丁目下る長光町640 地下鉄東西線「東山」駅下車、徒歩4分 |
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