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朱雀門は、平安宮(大内裏)南面の宮城門で、朱雀大路の北に設けられた平安京の正門。 朱雀門の奥には、中央に朝堂院、西に豊楽院、北東に内裏があり、それらを囲むように二官八省をはじめとする官庁が建ち並んでいた。 これらの建物は、大垣(築地)で囲まれ、その囲まれた区域を大内裏あるいは平安宮と呼んだのだという。 1208年(承元2年)9月の火災で焼失し、翌年には再建されたが、1211年(建暦元年)に自然倒壊してしまったという。 以後、再建されていない。 朱雀大路を南に下ると、その南端には王城鎮護の羅城門があった。 |
平安宮 (大内裏) |
内裏跡 |
平安宮は、平安京の宮城。 内裏は天皇の住まいで、儀式や執務などを行う宮殿。 |
大極殿跡 |
豊楽殿跡 |
大極殿は、即位の礼などの国家的行事が行われた朝堂院の正殿。 豊楽殿は、国家的行事に伴なう宴会の場であった豊楽院の正殿。 |
6月と12月の「大祓」や、天皇即位後の大嘗祭・未曽有の疫病の流行などに時の「臨時大祓」は、朱雀門前で催されたのだという。 |
羅城門 |
平安神宮 |
羅城門は、朱雀大路の南端に建てられた平安京の表玄関で、東西には王城鎮護の東寺と西寺が置かれた。 平安神宮は、1895年(明治28年)に、平安遷都1100年を記念して平安京の大内裏の正庁朝堂院が8分の5の規模で復元されたもの。 |
平安京の鬼門と守護・鎮護の神仏 安元の大火 |
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