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京都:清凉寺の大方丈

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清凉寺方丈


 清凉寺の大方丈は、享保年間(1716−1735年)の再建。

 清凉寺は、1610年(慶長15年)2月12日、4歳で夭折した徳川家康の息女市姫(一照院)の位牌所となった。

 家康は客殿を建立したというが、1627年(寛永4年)の大火で焼失。

 その面影は、小堀遠州の作庭という大方丈庭園に残されている。

 襖絵の一部は狩野探幽の筆によるもの。

 書院は、1600年(慶長5年)の関ヶ原の戦い後、宇喜多秀家の正室樹正院が隠居したときのものという。



清凉寺方丈
本堂から続く回廊


清凉寺方丈
書院前庭園


清凉寺弁天堂
弁天堂

 弁天堂は江戸時代後期の建造物と考えられている。









京都:清凉寺
リンクボタン清凉寺

 清凉寺は、東大寺の「然(ちょうねん)が中国の宋より持ち帰った釈迦如来(国宝)を本尊とする(三国伝来の釈迦如来)。
 全国にこの像の模刻が広まり、清凉寺式釈迦如来として鎌倉の極楽寺や横浜の称名寺にも伝えられ、東京目黒の大円寺の清凉寺式釈迦如来は最古と言われる。


京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46

・JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」より徒歩15分
・京福電鉄「嵐山駅」より徒歩10分
・市バス・京都バス「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩2分



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