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妙円寺(みょうえんじ)は、五山の送り火「妙法」で知られる松ヶ崎東山の麓にある日蓮宗の寺院。 1616年(元和2年)、日英による創建。 もとは本涌寺(現在の涌泉寺)内にあった日英の隠居所。 本尊の大黒天は、伝教大師最澄の作といわれ「松ヶ崎大黒天」の名で親しまれている。 1969年(昭和44年)1月、火災に見舞われたが、大黒天像は難を免れたことから「火中出現火伏守護の大黒天」としても信仰されている。 60日ごとの甲子(きのえね)の日には、大黒天像が開帳され多くの参拝者で賑わう。 |
ゑびす神(ゑびす神社) 毘沙門天(東寺) 弁財天(六波羅蜜寺) 福禄寿(赤山禅院) 寿老神(革堂) 布袋尊(萬福寺) |
妙円寺背後の松ヶ崎東山(大黒天山)に画かれた五山送り火の「法」。 五山送り火の「妙法」は、日像が西山(万灯籠山)の「妙」を、日良(下鴨大明寺・廃寺)が東山の「法」を画いたのだという。 8月16日の「妙法」の送り火は、先祖の精霊を送るための聖火。 |
日像は、日蓮宗の開祖・日蓮の弟子。 1294年(永仁2年)、日蓮の遺命により京都で日蓮宗の布教を開始。 1306年(徳治元年)には松ヶ崎全村が日蓮宗に改宗され「松ヶ崎法華」と呼ばれたという。 |
かつての東松ヶ崎は、神託により、井戸掘りと牛の飼育が禁じられていたという。 妙円寺の下に鎮座する白雲稲荷神社は、牛の宮神を祀る神社。 |
京都市左京区松ヶ崎東町31 叡山電鉄「修学院駅」から徒歩10分 地下鉄烏丸線「松ヶ崎駅」から徒歩20分 |
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