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本殿金堂は、鞍馬寺の中心をなす道場。 1971(昭和46年)の再建。 本尊は三尊尊天(毘沙門天王、千手観世音菩薩、護法魔王尊)。 尊天は森羅万象あらゆるものの根源、宇宙エネルギーであり、真理そのものであるという。 千手観世音菩薩・・・月輪の精霊であり慈愛の象徴 毘沙門天王・・・太陽の精霊であり光の象徴 護法魔王尊・・・大地の霊王であり活力の象徴 |
夢のお告げを受けて鞍馬山に登った鑑禎(がんてい)が鬼女に襲われ、毘沙門天に助けられたのが寅の月、寅の日、寅の刻だったことにより、鞍馬寺の狛犬は虎(阿吽の虎)なのだという。 ※鑑禎は鞍馬寺の開基。 |
寛平年間(889〜897年)のこと、修行中の峯延上人は大蛇に襲われたが、念力で退治した。 その後現れた雌の大蛇は、魔王尊に供える水を永遠に絶やさないことを条件に命を助けられ、2匹の大蛇は閼伽井護法善神として祀られたのだという。 |
650万年前に、金星から降り立った護法魔王尊を祀る。 その年齢は16歳のままで年をとることのない永遠の存在であるという。 |
本殿金堂前に広がる石畳は、金剛床(こんごうしょう)。 宇宙のエネルギーを貰える所。 鞍馬山の六芒星と呼ばれ、パワースポットとして知られている。 |
翔雲台は、平安京の擁護授福のため本尊が降臨した所。 中央の板石は、本殿金堂の後方より出土したという経塚の蓋石。 |
本坊玄関前の「瑞風庭」(ずいふうてい)は、奥の院に護法魔王尊が降臨する様子を表現し、白砂盛と杉苔は、護法魔王尊の乗物「天車」と紺碧の天空を意味するという。 |
鞍馬寺は、鑑真の高弟鑑禎(がんてい)が毘沙門天を祀ったことに始まる。 幼少期に鞍馬寺に預けられ、奥州平泉の衣川館で最期を遂げた源義経の魂は、鞍馬寺に帰ったとされ、遮那王尊として祀られている。 |
京都市左京区鞍馬本町1074 叡山電車「鞍馬駅」下車徒歩5分 |
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