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石清水八幡宮の表参道入口の「一ノ鳥居」は、高さ約9m、最大幅約11mの石造鳥居。 当初の鳥居は木製だったが、1636年(寛永13年)、松花堂昭乗の発案によって花崗岩製のものに造り替えられた。 掲げられている「八幡宮」の額は、一条天皇の勅により藤原行成が書いたものを・・・ のちの1619年(元和5年)、松花堂昭乗が行成の筆跡のとおりに書写したものだという。 行成は、小野道風・藤原佐理とともに「三蹟」と呼ばれた書道の大御所。 藤原道長に仕え、一条朝の四納言の一人にも数えられた。 松花堂昭乗は、近衛信尹、本阿弥光悦とともに「寛永の三筆」と称せられた(松花堂跡)。 「八」の字は、向かい合った二羽の鳩が顔を外に向けている独特のもの。 |
八幡信仰では「鳩」は神の使い。 行教が宇佐八幡宮を勧請するときも鳩が案内してくれたのだという。 |
鎌倉の鶴岡八幡宮の本宮楼門に掲げられている額も石清水八幡宮の一の鳥居の額と同じ。 これも藤原行成の字が写されたものかもしれない。 |
楼門蟇股の鳩は阿吽の形 |
二の鳥居 |
三の鳥居 |
石清水八幡宮は源氏の氏神として信仰され、源頼朝も上洛の折に参詣している。 現在も「やわたのはちまんさん」として親しまれている。 |
八幡市八幡高坊30 京阪「八幡市駅」から男山ケーブルで3分 |
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