|
日蓮ゆかりの法性寺(逗子市)のある山腹には、800mにもなる遺構「大切岸」(おおきりぎし)がある。 「大切岸」の下は「お猿畠」と呼ばれ、松葉ヶ谷法難の際に3匹の白猿が日蓮を案内したという伝説が残されている。 |
「大切岸」は、北条氏が三浦半島の三浦氏の攻撃に備えるために築いた防禦施設だといわれてきたが、近年の発掘調査では、石切場と使用され、その堀り残された姿が現在の「大切岸」なのだという。 |
1260年(文応元年)8月27日、松葉ヶ谷の日蓮の草庵が焼討された際、日蓮を救い出したのは白い猿だった。 白猿は日蓮を「お猿畠」に連れていき、山中の生姜を日蓮に捧げたといわれている(松葉ヶ谷法難)。 この言い伝えにちなみ妙法寺では、「厄除け生姜」の供養がある。 |
大切岸の尾根の先はパノラマ台・衣張山へと通じるハイキングコース。 |
パノラマ台 |
衣張山 |
大きい地図を見るには・・・右上のフルスクリーンをクリック。 |
名越切通は、武家の都として経済的にも発展してきた鎌倉と三浦を結ぶ往還路として整備された古道。 |
|