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禅僧の肖像画を「頂相」(ちんぞう)と呼ぶ。 建長寺の「絹本淡彩蘭渓道隆像」は、蘭渓道隆58歳のときの頂相の像で文永8年(1271年)の自賛がある。 当時は、師が弟子の僧侶に「お墨付きを与える」という意味で、自賛の肖像画を与えるという習慣があった。 多くの頂相が描かれた中でも、この「蘭渓道隆像」は代表的な作例で、国宝に指定されている。 鎌倉国宝館に寄託。 11月の宝物風入のときには、建長寺で拝観することができる。 |
宝物風入 |
建長寺の宝物 |
建長寺の宝物は11月の宝物風入のときに拝観できる。 |
建長寺は、五代執権北条時頼が宋の蘭渓道隆を招いて開いた日本で初めての「禅専門道場」。 臨済宗建長寺派大本山。 鎌倉五山の第一位。 |
鎌倉市山ノ内8 0467(22)0981 JR北鎌倉駅から徒歩15分 |
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