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伽藍神像は道教の神。 禅宗で取り入れて伽藍の守護神とした。 建長寺の仏殿に安置されている伽藍神像は、1253年(建長5年)の創建当時か、1293年(永仁元年)の大地震後のものと考えられ、五躰が揃っているものとしては日本最古。 もとは土地堂に祀られていたものと考えられている。 2010年(平成22年)6月29日、国の重要文化財に指定された。 |
この画像は、宝物風入で特別展示された時のもの。 伽藍神像は、祠山張大帝・大権修利菩薩・招宝七郎・掌簿判官・感応使者の五神とされている。 中央の像が祠山張大帝と考えられているようだが、五神が五躰のうちのどの像なのかの特定は難しいらしい。 伝説によると・・・ 建長寺開山の蘭渓道隆がまだ中国南宋にいる頃の事。 張大帝にそっくりの異人と出会い、その異人に日本へ渡る船に乗るよう勧められたのだという。 張大帝は南宋で信仰されていた神。 その後、日本に上陸した道隆は、鎌倉で建長寺を開くと、張大帝を伽藍の守護神として祀ったのだとか。 |
建長寺 |
仏殿 |
建長寺は、五代執権北条時頼が宋の蘭渓道隆を招いて開いた日本で初めての「禅専門道場」。 臨済宗建長寺派大本山。 鎌倉五山の第一位。 |
鎌倉市山ノ内8 0467(22)0981 JR北鎌倉駅から徒歩15分 |
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