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上野東照宮は、初代将軍徳川家康・八代将軍徳川吉宗・十五代将軍徳川慶喜を祀る社。 寛永寺の伽藍の一部の東照社として、1627年(寛永4年)、藤堂高虎の屋敷地に創建された。 1646年(正保3年)には、朝廷より宮号を授けられ「東照宮」となる。 現在の社殿は、1651年(慶安4年)に三代将軍徳川家光が造営替えしたもので重要文化財。 造営替えに際しては、約250基の灯籠が全国の大名から奉納された。 幕末の上野戦争・関東大震災・第二次世界大戦の被害に遭うことなく現存していることから強運の神として、家康を祭神としていることから出世・勝利・健康長寿の神として信仰されている。 |
日光東照宮には源頼朝も祀られている。 |
1651年(慶安4年)の造営(重要文化財)。 左甚五郎作の昇り龍・降り龍には、 毎夜不忍池の水を飲みに行くという伝説が残されている。 |
1651年(慶安4年)造営(重要文化財)。 菱格子の向こう側が透けて見えるため透塀と呼ばれる。 |
諸大名から奉納されたもの(全48基・重要文化財)。 |
唐門両側の6基の銅灯籠は、紀伊・水戸・尾張の徳川御三家より2基ずつ寄進されたもの。 |
1651年(慶安4年)に社殿が造営された際に奉納された灯籠。 |
1633年(寛永10年)に酒井忠世が奉納(重要文化財)。 |
1874年(明治7年)に石工酒井八右衛門が寄進したもの。 |
社殿脇に祀られているのは、大正期に寄贈された御狸様。 江戸時代に大奥などに安置され、各所で災いをもたらしたのだというが、東照宮に来てからは災いがなくなったのだとか・・・ 他を抜く狸という縁起から、合格祈願の受験生に人気の社。 |
樹齢600年以上といわれる御神木。 |
五重塔は、上野東照宮の一部として創建されたが、明治の神仏分離により、寛永寺に譲渡された後、東京都に寄贈された。 |
上野東照宮の本地堂の本尊だった薬師三尊像は、上野大仏再建の祈願塔(大仏パゴダ)に祀られている。 |
東京都台東区上野公園9−88 |
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