鎌倉手帳(寺社散策)

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洲崎神社

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洲崎神社


 もとは長浜という所にあった神社。
 長浜は、海に十八町も突き出た町で、「長浜千軒」といわれるほどだったが、1311年(応長元年)の大津波によって流されてしまったため、住民とともに鎮守の第六天社が洲崎に移された。

 現在の建物は、1838年(天保9年)に再建されたもの。明治の神仏分離によって洲崎神社と称されるようになった。
 
 洲崎神社のすぐ隣は、瀬戸神社の神宮寺がその前身とされる真言宗の龍華寺


祭神

田別命
(ほむだわけのみこと)
大山咋命
(おおやまくいのみこと)
倉稲魂命
(うかのみたまのみこと)
太田命
(おおたのみこと)
磐長比売命
(いわながひめのみこと)
建速須佐之男命
(たけはやすさのおのみこと









〜家津良八戸〜

 長浜から移住した住民は、社の周辺を囲んで民戸を構え、後世まで「家津良八戸」(やづらやと)と呼ばれていた。

 家津良道と呼ばれた道路の真ん中にあったという珍しい神社だったが、国道整備によって、明治37年に現在地に移された。



〜雌雄の獅子〜

 洲崎神社の雄と雌の獅子は、1849年(嘉永2年)に、彫刻師後藤利平衛によって作られた。

 戦前まで、年に一度の祭礼に若衆4人よって担がれ、厄除けのために町内を巡行していたという。

 「はしか」などの流行病に罹った子が、獅子に2、3回噛まれると早く治るといわれ、町内の守り神として尊信されてきた。


金沢八景
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(洲崎晴嵐)





憲法草創の地碑
憲法草創の地碑

 洲崎という地は、金沢八景の一つ「洲崎の晴嵐」で知られている。

 明治憲法の草案が作られた地でもある。









洲崎神社

横浜市金沢区洲崎町9−28


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