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北条三代の墓
鎌倉:龍宝寺


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玉縄北条氏供養塔
玉縄北条氏供養塔


 龍宝寺の本堂横の五輪塔は、「玉縄城築城500年」を記念して平成24年5月に建てられたもの。

 五輪塔の前には、裏山から移された玉縄城主:北条綱成・氏繁・氏勝の墓と伝えられる石塔が並べられている。



龍宝寺北条三代墓
裏山にあった頃の石塔

 龍宝寺裏山には、龍宝寺四世の良順和尚によって、元和年間から寛永5年頃(1615年から1628年)に建てられた石塔が並んでいた。

 いつも塔が倒れていて、起してもすぐに倒れてしまうので「ぶっけり仏」と呼ばれていたのだという。

 龍宝寺は、氏勝によって氏繁の菩提を弔うために建立され、氏繁の戒名を寺名としている。

 玉縄北条氏三代の菩提所として栄え、三名の位牌も安置されている。



ぶっけり石〜玉縄城主三代の墓〜(okadoのブログ)





地黄八幡
地黄八幡


 北条綱成は、父は今川氏の家臣福島正成とされている。

 父の死後、北条早雲の長男氏綱の家臣となり、氏綱に気に入られ「北条」を名乗るようになったのだという。

 氏綱の子為昌が第2代玉縄城主となるとその後見役を任され、1542年(天文11年)に為昌が死去すると、為昌の養子という形で綱成が家督を相続し第3代玉縄城主となった。

 いつも黄色の練絹に「八幡大菩薩」と書いた旗を背にしていたことから、「地黄八幡」(じきはちまん)と呼ばれた。



玉縄開城

 玉縄城最後の城主氏勝は、龍宝寺住職の説得により、徳川家康に城を明け渡すことを決意したと伝えられる。









龍寳寺
リンクボタン龍宝寺

 龍宝寺は、玉縄北条氏三代の菩提寺。
 境内には北条綱成、氏繁、氏勝の墓が残されている。


鎌倉市植木129
0467(46)2807

大船駅西口より徒歩20分



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