鎌倉手帳(寺社散策)

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安倍晴明のびっこ石
〜鎌倉:八雲神社〜


編集:yoritomo-japan.com








八雲神社の晴明石


 山ノ内の八雲神社には、「びっこ石」と呼ばれる石が残されている。

 むかし、道路の真中に大きな石が埋まっていた。

 この石を知らずに踏めば足が丈夫になり、知っていて踏めばびっこになるといわれていた。

 八雲神社の境内に移さたこの石は、「晴明石」とも呼ばれ、火難・災難よけの神の石といわれている。

 晴明とは平安時代の陰陽師・安倍晴明のこと。

 「晴明石」は、もとは十王堂橋付近にあって、多聞院の所有だったのだという。



陰陽師安倍晴明の伝説(okadoのブログ)

鎌倉の四角四境祭(okadoのブログ)





〜源頼朝の御所と安倍晴明〜

 1180年(治承4年)、鎌倉入りした源頼朝が最初の居所は、山ノ内にあった首藤兼道邸が移築された。

 この家は、安倍晴明の護符によって建ててから200年もの間、1度も火事に遭わなかったのだとか(参考:大倉幕府跡)。

 山ノ内には、安倍晴明の伝説が残されている場所が他にもある。


安倍晴明碑
リンクボタン横須賀線踏切付近
安倍晴明碑
リンクボタン第六天社


 安倍晴明は平安時代の陰陽師。

 平安以降、鎌倉時代から明治に至るまで陰陽寮を統括した安倍氏(土御門家)の祖。

 陰陽師は、星の動きで吉凶を予測し、呪術をつかっての厄除けや怨霊を鎮める役職にあった。



晴明神社
リンクボタン晴明神社
(京都)

 晴明神社は、一条天皇が晴明の偉業を讃え、晴明の屋敷跡に建立した社。









八雲神社
リンクボタン八雲神社

 山ノ内の八雲神社は、山ノ内の鎮守。
 境内の庚申塔の中には寛文5年銘のものがあり、鎌倉最大最古の庚申塔。

鎌倉市山ノ内585



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