鎌倉手帳(寺社散策)
葡萄蒔絵螺鈿聖餅箱
〜鎌倉:東慶寺〜
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東慶寺
の松ヶ岡宝蔵に収蔵されている「葡萄蒔絵螺鈿聖餅箱」(ぶどうまきえらでんせいべいばこ)は、キリシタンの遺物でヤソ会のIHSの記号が描かれている(国重文)。
黒漆の地に螺鈿と蒔絵で外装した円筒形の器で桃山時代のもの。
南蛮漆芸の代表的遺品。
キリシタンたちの旦那寺
東慶寺
東慶寺
は、
北条時宗
の妻
覚山尼
が開いた。
かつては、
鎌倉尼五山
第二位の格式を誇り、夫の横暴に悩む女性の救済場所だった。
鎌倉市山ノ内1367
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