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昔、瑞泉寺に留守番のおじいさんとおばあさんが住んでいた。 瑞泉寺の下にも寺があって、そこにもおじいさんが住んでいた。 下の寺のおじいさんは、しばしば瑞泉寺にやってきてご馳走になっていた。 ある日、下の寺のおじいさんが瑞泉寺のおじいさんのところにやってきたので、家の中に入れて火にあたらせてあげると、下の寺のおじいさんは、つい居眠りをしてしまい、化けの皮を脱いで「むじな」になってしまった。 おどろいた瑞泉寺のおじいさんは「むじな」を殺してしまう。 その「むじな」を葬った所が「むじな塚」。 下の寺のおじいさんに化けてご馳走になっていた悪い「むじな」ではあるが、可哀想なので寺の前にお墓をつくってあげたということだ。 |
むじな塚は鐘楼横。 石仏群の中に「むじな像」が置かれている。 |
瑞泉寺は、夢窓疎石によって開かれた禅寺。 疎石によって造営されたという庭園は、国の名勝指定を受けている。 |
鎌倉市二階堂710 0467(22)1191 鎌倉駅徒歩30分 バス停「大塔宮」から徒歩10分 |
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