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太田道灌は、扇谷上杉家の家宰。 文武両道に秀でた道灌は、扇谷上杉家をもり立てたが、1486年(文明18年)7月26日、主君上杉定正(扇谷上杉)の糟屋館におびき出され謀殺された。 道灌が暗殺された理由については定かではないが、道灌が山内顕定(山ノ内上杉家)に謀反を企てたためという説もある。 大慈寺の首塚は、道灌の叔父で建長寺長老・周厳禅師が鎌倉から移して供養塔を建てたもの。 『新編相模国風土記稿』によれば、墓の周囲は水田で三基の五輪塔があり、中央の塔が道灌の墓だという。 |
伊勢原市上糟屋の洞昌院にも太田道灌の墓がある。 道灌は洞昌院の裏山で荼毘に付され、洞昌院に胴が、下糟屋の大慈寺に首が葬られたのだという。 鎌倉の太田道灌の旧跡英勝寺の裏山にも道灌の首塚が存在する。 |
太田道灌の墓 (伊勢原:洞昌院) |
太田道灌首塚 (鎌倉:英勝寺) |
太田道灌とヤマブキ (鎌倉:英勝寺) |
鎌倉の英勝寺は、太田道灌の子孫で徳川家康の側室英勝院(お勝の方)が創建した寺。 |
伊勢原市では、毎年10月の土・日に「道灌まつり」が開催される。 |
大慈寺は太田道灌の菩提寺。 所蔵の「道灌公の武者絵」と「聖観音坐像」は、市の文化財に指定されている。 |
伊勢原市下糟屋362 小田急線伊勢原駅より『バス』 愛甲石田駅行 「中沢中学校前」下車 |
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