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針供養は、使い古した針にねぎらいと感謝を込めてで行われる祭。 針を「軟らかい豆腐」に刺すことで普段の労をねぎらうとともに、裁縫の上達を祈願します。 荏柄天神社では、2月8日に行われています。 |
針供養は古くから行われている祭事。 神社や淡路神の祀られている寺院で行われています。 中国から伝わった行事のようですが、日本では、女性の病を癒し、女性の持つ苦しみを救済してくれる淡島神と結びついたのだといわれています。 針供養は、2月8日か12月8日に行われることが多いようですが、この日は「事八日」と呼ばれ、「事始め」、「事納め」という大事な日でした。 「事始め」、「事納め」は、「農作業を始める日」と「終わる日」だとされています。 そして、この両日はつつしみをもって過ごす日とされ、針仕事を休むべきと考えられてきました。 2月と12月のどちらを「事始め」とし、どちらを「事納め」とするかは地方によって異なるようです。 |
京都の法輪寺の針供養は、皇室の針を供養するために始められたといわれ、平安時代から行われているそうです。 法輪寺では2月8日と12月8日の両方に行われています。 |
古代青軸 |
寒紅梅 |
拝殿の左側に「古代青軸」、右側に「寒紅梅」が植えられています。 「寒紅梅」は、鎌倉で最初に咲くといわれ、1月25日の初天神(筆供養)の頃には見頃を迎えます。 花の中心が青みがかっている「古代青軸」は、筆供養の頃から咲き始め、2月8日の「針供養」の頃に見頃を迎えます。 |
荏柄天神社の祭神は学問の神菅原道真。 日本三天神の一つに数えられます。 |
鎌倉市二階堂74 0467−25−1772 鎌倉駅から「大塔宮」行バス「天神前」下車 |
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