|
宇治川に架けられた朝霧橋のたもとには、『源氏物語』の「宇治十帖」の中心人物・匂宮とヒロインの浮舟の像が建てられている。 匂宮と浮舟が小舟で宇治川に漕ぎ出す場面をモチーフにしたもの。 「宇治十帖」は、美しいと評判の薫と匂宮、そして、美しい姫君の大君・中の君・浮舟の悲しい恋物語。 薫は亡くなった大君に生き写しの浮舟を大君の代わりに愛するが、浮舟は匂宮の情熱に惹かれてしまう・・・ 薫が浮舟を都に移すことを知った匂宮は、雪をおかして宇治へ向かい、明け方、小舟で宇治川を漕ぎ出す。 有明の月が昇り水面が輝きだすと、匂宮は永遠の愛を誓う・・・ 匂宮と浮舟の像の背面には、「橋姫の巻」の垣間見の絵が浮き彫りにされ、薫・大君・中の君が描かれている。 |
大きい地図を見るには・・・右上のフルスクリーンをクリック。 |
大きい地図を見るには・・・右上のフルスクリーンをクリック。 |
|