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来宮神社(きのみや)の創建年は不明。 古くより来宮大明神と称され、来福・縁起の神として信仰されてきた。 平安初期には坂上田村麻呂が戦勝を祈願し、各地に分霊を祀ったのだと伝えられている。 祭神の五十猛命(いたけるのみこと)は、伊豆山の地主神・白道明神であるという説もある。 樹齢2000年を超えるともいわれる大楠(おおくす)は、国の天然記念物に指定されている(樹高約26m、幹周り約24m)。 |
大己貴命(おおなもちのみこと) 五十猛命(いたけるのみこと) 日本武尊 (やまとたけるのみこと) |
来宮神社は、江戸時代まで「木宮明神」と称され、木に宿る神を祀る社として信仰を集めてきた。 祭神の五十猛命(いたけるのみこと)は木の神。 大楠は本州一の巨樹といわれ、健康長寿・心願成就の御神木。 幹を1週すると寿命が1年延命し、心に願いを秘めながら1周すると願い事が叶うのだという。 毎年5月5日に大楠祭が執り行われている。 |
伝えられている話では、710年(和銅3年)、熱海湾で漁師の網に神像がかかり引き上げられた。 それを漁夫が麦こがし・百合根・橙・ところを供えて祀ると、夢の中に五十猛命(いたけるのみこと)が現れて、現在地に遷すよう告げたのだという。 そのため、来宮神社の例大祭は「こがし祭り」と呼ばれ、麦こがしに触れ、食すると無病息災・身体健全になると伝えられている。 例大祭は7月14日から16日。 神幸祭では、42歳の男性が厄除を祈願し、神々を御鳳輦に乗せて浜降りをする。 各所で奉納される鹿島踊(かしまおどり)は静岡県の無形民俗文化財。 |
日金山東光寺 |
伊豆山神社 |
静岡県熱海市西山町43−1 JR伊東線「来宮駅」から徒歩3分 |
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