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霊山院(りょうぜんいん)は、1197年(建久8年)、当時慈光寺の住持だった栄朝が禅の道場として創建したことに始まる。 栄朝は、慈光寺の厳耀のもとで得度し、我が国臨済宗開祖の栄西に師事して禅を修めたのだという。 そのため関東で最も古い禅寺とされ、後鳥羽上皇からは「東関最初禅窟」という勅額を賜ったのだという。 『新編武蔵風土記稿』は、 「慈光寺の塔頭だが上野国の長楽寺の末に属し、慈光寺は天台宗だが霊山院は臨済宗」 と伝えている。 1872年(明治5年)、妙心寺末となる。 本尊は釈迦如来。 |
※ | 栄朝が師事した厳耀は畠山重忠の伯父といわれる(大伯父とも)。 |
慈光寺は、源頼朝や畠山重忠が信仰した観音霊場。 |
上野国の長楽寺も栄朝が開いた寺院。 |
埼玉県比企郡ときがわ町西平445 |
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