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金沢街道の横を流れる滑川に架かる橋の一つ「青砥橋」。 明王院と浄妙寺の間にあるこの橋を渡ると、「青砥藤綱邸跡碑」が建てられている。 藤綱は、執権北条時頼、北条時宗に仕えた武将。 時頼に対しては政道に関する意見をし、時頼はそれを受け入れて鎌倉巡察を行ったとのだという。 東勝寺橋での伝説では、時頼が武のみでなく経済にも明るい者を任用していたことがわかる。 |
五代執権北条時頼に仕えていたとされる青砥藤綱は、東勝寺橋で滑川に10文銭を落してしまったことから、家来に命じて50文の松明を買ってこさせて探させたという。 「10文を探すのに50文を払うとは損だ」 と笑われた藤綱は、 「銭がそのまま川の中にあったのでは永久に使用されることはない。 それより50文で松明を買えば10文は返ってくるし、商人も儲かる。」 と言って笑ったらしい。 |
現在の東勝寺橋。 藤綱の伝説は、幕府に出仕する途中の出来事だったらしい |
鎌倉市浄明寺5丁目 鎌倉駅から金沢八景・大刀洗行バス 「泉水橋」下車徒歩1分(青砥橋を渡ってすぐ) |
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