|
冠者殿社は八坂神社の境外末社。 祭神は素戔嗚尊の荒魂。 神話によると・・・ 姉の天照大神に会うため高天原へ上った素戔嗚尊。 しかし、天照大神は弟が攻めてきたと思い、武装して身構えた。 素戔嗚尊は誓約して身の潔白を証明したのだという。 そのため、冠者殿社は誓文払いの神として信仰されてきた。 |
この社、源頼朝の命で源義経の六条堀川館を襲撃した土佐坊昌俊も祀られているのだとか。 熊野詣を装って上洛した土佐坊だったが、事前に察知されて捕まってしまう。 義経に詰問された土佐坊は、襲撃の意思のないことの誓文を書いたが、その晩のうちに誓いを破り、義経を襲撃。 結果は失敗。 土佐坊は処刑されることとなるのだが、忠義のために偽りの誓文を立てたことを悔い、その罪の救済を願ったのだという。 そのため、土佐坊も誓文払いの神として祀られているのだとか。 |
源氏堀川館跡 (左女牛井之跡) |
土佐坊昌俊邸 |
京都市東山区祇園町北側625 JR京都駅から市内循環バス 「祇園」下車すぐ。 |
大きい地図を見るには・・・右上のフルスクリーンをクリック。 |
|