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東大寺勧進所公慶堂に伝えられる「地蔵菩薩立像」は、「巧匠法橋快慶」の刻銘があるもの(重文)。 |
快慶は1203年(建仁3年)に行われた東大寺復興の総供養の際に法橋となり、1210年(承元4年)までには法眼となっていることから、この地蔵菩薩立像はこの間に造立されたものと考えられている。 快慶は運慶とともに活躍した鎌倉時代を代表する仏師。 1180年(治承4年)、平重衡の南都焼討によって焼失した東大寺・興福寺の造仏に携わり、東大寺南大門の金剛力士像は、快慶が運慶らとともに造立したことで知られている。 東大寺中門に安置された多聞天像も快慶が担当したというが、現在安置されているのは江戸期のもの。 この地蔵像が東大寺に伝えられている理由は不明。 |
南都焼討と東大寺の再興〜重源と源頼朝〜 |
東大寺は、聖武天皇が建立した寺。全国に設置された国分寺の総本山として信仰された。 本尊は奈良の大仏として知られる「銅造盧舎那仏坐像」。 |
奈良県奈良市雑司町406−1 JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分 近鉄奈良駅から徒歩約20分 |
東大寺は世界文化遺産 (古都奈良の文化財) |
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