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泉涌寺の舎利殿は、釈迦の仏牙舎利(歯)を奉安する霊殿。 京都御所に置かれていた建物で、仏殿と同時代に現在地に移築された。 内陣に納められている舎利は、1228年(安貞2年)、湛海が宋から持ち帰ったもので、同じ頃に伝えられた韋駄天像(重文)・月蓋長者像(がつがいちょうじゃ・重文)とともに内陣に奉祀されている。 泉涌寺の舎利が盗まれ、韋駄天が取り返すという謡曲「舎利」の舞台となったことでも知られている。 天井の蟠龍は、狩野探幽の筆によるもの。 |
※ | 湛海は泉涌寺の伽藍を完成させた俊芿に師事した僧。 |
嵯峨嵐山にある鹿王院の舎利殿に納められている仏牙舎利は、鎌倉幕府三代将軍の源実朝が宋から請来したものなのだという。 |
泉涌寺は皇室の菩提所として、天台・浄土・律・禅兼学の道場として栄えた。 御寺の名で知られている。 |
京都市東山区泉涌寺山内町27 JR奈良線「東福寺」駅から徒歩 総門まで15分、大門まで20分 |
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