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京都御苑の宗像神社は、平安遷都翌年の795年(延暦14年)の創建。 北家藤原氏の祖で後に太政大臣となる藤原冬嗣が桓武天皇の命により、平安京の守護神として筑前国の宗像神社を勧請したのだという。 鎮座する地は、冬嗣の邸宅・小一条院(小一条殿)があった所で、清和源氏の祖・清和天皇はこの地で誕生した。 小一条院は、花山法皇が御所とした頃から花山院と呼ばれるようになり、花山院家を開いた藤原家忠が伝領すると、花山院家が宗像神社の別当となった。 応仁の乱で焼失したが再建され、明治天皇の東京奠都までは花山院邸内にあったが、花山院が廃された後も鎮座地を変えず現在に至っている。 |
多紀理比売命 (たぎりひめのみこと) 多岐都比売命 (たぎつひめのみこと) 市岐島比売命 (いちきしまひめのみこと) |
花山天皇は、寵愛していた藤原忯子の死をきっかけに、986年( 寛和2年)6月23日、藤原兼家・道兼父子の策略にあって、山科の元慶寺で出家。 花山院を御所とし、1008年(寛弘5年)2月8日、この地で崩御した。 |
京都市上京区京都御苑9 地下鉄烏丸線「丸太町」より徒歩5分 |
宗像神社は、京都御所の南(京都御苑敷地内)に鎮座。 |
京都市上京区京都御苑3 地下鉄烏丸線「今出川駅」より徒歩5分 |
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