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清少納言は『枕草子』に 「心ちよげなるもの」として、「御霊会の馬長」・「御霊会のふりはた取り持たる者」を挙げています。 「馬長」(うまのおさ)は、祇園御霊会のときに、馬に乗って祇園社の馬場を練り歩いた神事。 雑用の小舎人童(こどねりわらわ)などを美しく着飾らせて乗せたのだそうです。 「ふりはた取り持たる者」は、祭り行列の先頭で「振幡」を持った人。 現在の祇園祭では、化粧をした水干姿の馬長稚児(うまおさちご)が花傘巡行で奉仕しています。 |
「祇園祭」は、7月1日から1ヵ月にわたって行われる八坂神社の祭礼。 7月1日の「吉符入」からはじまり、31日の八坂神社境内摂社・疫神社の「夏越祭」で幕を閉じます。 上賀茂神社と下鴨神社の葵祭 ・ 平安神宮の時代祭とともに京都三大祭の一つ。 |
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