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浄光明寺の収蔵庫に安置されている木造彩色地蔵菩薩立像は、「矢拾地蔵」(やひろいじぞう)とも呼ばれ、足利直義の念持仏と伝えられている。 鎌倉二十四地蔵の一つ。 南北朝時代の秀作として県の文化財に指定されている。 この地蔵像には次のような伝説が残されている。 ある戦の折、足利直義の矢がつきてしまい、困り果てていると、そこへ一人の小僧が現れ、 落ちている矢を拾い集めてきた。 不思議に思った直義が振り返ってみると、それは直義が日頃信心していた地蔵菩薩像だったという。 ※「ある戦」とは、1335年(建武2年)に起こった「中先代の乱」なのかもしれない。 |
中先代の乱と足利尊氏と清水寺に奉納した願文 |
浄光明寺は、1251年(建長3年)、北条長時(のちの六代執権)によって再興された真言宗の寺。 足利尊氏・直義兄弟にゆかりのある寺でもある。 |
鎌倉市扇ガ谷2−12−1 0467(22)1359 鎌倉駅西口から徒歩15分 |
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