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須磨寺の銅鐘は、銘文から安養寺(神戸市北区山田町原野)にあったもので、1460年(長禄4年)に丹治直則が鋳造したもの。 時代は異なるが、一ノ谷の戦いで、弁慶が長刀の端にかけ、もう一方の端には提灯を吊るして陣鐘の代わりにしたという伝説から、「弁慶のつり鐘」と呼ばれ親しまれてきた。 「提灯に釣り鐘」という諺は、この伝説から生まれたのだとか。 現在、鐘楼に吊るされているのは複製で、実物は宝物館に展示されている。 |
※ | 丹治氏は、東大寺の大仏や鎌倉の大仏鋳造に携わった河内国の鋳物師。 |
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